葬儀社はどうやって決める?
亡くなってから、病院→安置先まで搬送しなければなりません。
病院で長く滞在することはできないことが一般的なので、早めに葬儀社へ連絡し迎えに来て頂かなくてはなりません。
葬儀社さんか・・・
知り合いなんていないし、いったいどうやって決めているの?
①病院から紹介された葬儀社
葬儀社が決まっていない場合、病院が葬儀社を紹介してくれることがあります。
時間がないため、どこでも良いと決めてしまうことも。搬送してから葬儀の詳しい打合せをするため、思ったより費用が高いということがある。
②お寺で紹介された葬儀社
檀家(お寺にお墓がある家)はお坊さんも葬儀社とのお付き合いはあるので、紹介をしてくれます。お寺での紹介の場合は、宗派なども含め葬儀社へ伝わっているので、スムーズに対応して頂けると思います。
ただ、お坊さんの紹介ですとお断りするのが心苦しくて、お願いすることになると思いますが、事前に金額もわかっていないので不安な部分もあります。
③いつもお世話になっている葬儀社
代々、〇〇家は××葬儀社にお願いしている。
決まっているお家では、予算なども大体わかっているし、宗派やお寺など把握してくれている。檀家でなければお坊さんの手配など、細かいところも把握してくれている。
④自分で調べる
・地元密着の葬儀社を探す
→〇〇区 葬儀 などで調べると地元に密着した葬儀社が見つかる。
・インターネットで探す
→CMで、小さなお葬式・よりそうお葬式・日比谷花壇のお葬式
・斎場もある火葬場を探す
→斎場と火葬場が一緒になっています。
斎場に火葬場がついている場合は移動もありません。
また、公営であることがほとんどのため、料金も安い設定になっていることが多いです。
◎葬儀社を選ぶ前に調べておくこと・決めておけること
・予算
各葬儀社で、内容はもちろん違いますが、霊柩車のランク・棺桶のランク・骨壺の柄入れなど、選択する事項が沢山あります。もしくは、スタンダードプランやプレミアムプランのようにパックになっており、全体的なランクを決めることになります。
【出典:第4回お葬式に関する全国調査より】
お布施を除いての葬儀代金、80万円~120万円あたりが多いですね。

実際に親族として行った葬儀の金額は、ひとつは105万円・もうひとつは89万円でした。予算通りだったかなと思います。
・宗派
親または親戚に確認しておく。
菩提寺(ぼだいじ)がなく、地元を離れていて、いざ実家に戻って手配をしなくてはいけないとなると、情報が不足することもある。
代々その寺の宗旨に帰依して、先祖の位牌を納めてある寺(Wikipediaより)
また、宗教や宗派のお寺の方針などで、一日葬(通夜と告別式を同じ日に行う)は、お経が違うからしない等あるようです。
コロナ禍のため、家族葬や一日葬を選ぶ方もいます。
家族葬:通夜、葬儀・告別式の葬儀。参列者は親族や親しい近親者のみ
一般葬:通夜、葬儀・告別式の葬儀。参列者は知人・職場の方など幅広い
・安置場所(自宅か葬儀社か)
ご遺体をどこに置くかというのも、決めておく。
葬儀社に置く場合、葬儀社が自宅から遠くて、お通夜までご遺体に面会に行けなかったり、プランによっては、ご遺体に面会できないこともある。
連休の前など、火葬場が混んでいる場合、火葬の日まで何日間あるのか、亡くなってからでないとわかりません。
毎日会いに行きたい。お線香あげに行きたい。
そのような場合は、自宅から近い場所の葬儀社を選ぶなどしましょう。
◎お葬式で困ったことアンケート
葬儀の価格
・葬儀の知識がなかった
・お布施の値段
・追加料金
・通夜や告別式の接待の仕方や手順
・葬儀の内容や葬儀社のサービス
そのほか
・家族・親族の中で意見の相違
・相談できる家族・親族がいない
などの意見も


【出典:第4回お葬式に関する全国調査より】



親族の間で話し合っておくことも大切ですね。
身内で揉めることは、故人を悲しませてしまうかと思いますので、前もってある程度話し合うことが大切です。